みなさん、家具はどのように作られているかご存知でしょうか。
1)ノコギリなどで板を切る
2)接着剤(ボンドなど)で組み合わせる
3)ネジや釘で固定する
4)ペーパーヤスリなどで綺麗に磨く
5)塗装をして完成!
これで間違いは全くありません。ですが、それぞれの工程を掘り下げていくと、種類や手段がとても多く、どれを選ぶかで仕上り具合や作業時間、かかる費用など全く変わってきます。
そこで、今回はまず家具の種類をとても簡単にご紹介をします。
ズバリ大きく分けて2種類
無垢家具とフラッシュ家具
もちろん他にも種類はありますが、主に流通している家具の種類はこの2つ。
無垢家具は、木そのものを加工して組合せて作る家具です。木とは言っても種類は多く、スギやヒノキなど軽くて材料がまっすぐ伸びる針葉樹、タモやケヤキ、サクラなど針葉樹より緻密で重さのある広葉樹などがあります。無垢の木は温度や湿度の影響をとても受けるため、反ったり縮んだり膨らんだり、環境によって様々に変化します。木の特性や家具の置かれる環境を考慮し、家具の組み方や仕上りなどを変えて制作しています。無垢の大きな特徴としましては、やはり経年変化による味わいが一番楽しめるところではないでしょうか。
フラッシュ家具は、言い換えれば貼り合わせ家具です。主に、ベニヤの上にプリントされた板で芯材を両面からサンドして作られた板(ポリ合板や突板)、その組み合わせで作られたモノです。無垢家具より手間がかかることが多いこともある一方、無垢家具では表現できない特徴もあります。芯材とベニヤ板の組合せなので比較的軽く、温度や湿度の影響を受けにくいため、現在の住宅環境にはとても使いやすいと言えます。また大量生産にも向いており、数量を増やすことで価格を抑えられたりしているため、私達にとっては手に入れやすい家具です。また、最近のプリント技術も向上し本物の木と変わらないほどのモノや、石・革・金属調の表情を持った家具などもあります。
家具とは言ってもアプローチの仕方で仕上りは全く違うモノになります。無垢家具・フラッシュ家具、それぞれに良いところは違いますが、組合せたりもすることでより良いモノが出来上がります。
住んでいる環境に合わせて作るもよし、すでにある家具をちょっとリメイクするもよし、お手頃な家具を手に入れて一工夫加えるもよし、住んでいる環境や気分によってお気軽にものづくりを楽しんでみてはいかがでしょうか。
モノづくりなどで気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
ありがとうございました。
RIKI